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その男凶暴につき[’89/日/103分]

監督を深作欣二がやる予定がスケージュールが流れたため、たけしに。多分フカキンが監督をいていたら、アロハやセッタ、ダボシャツのヤクザが出てきたのかも。ラストは予定調和で微妙ですが、メリハリの利いた「日常」と「暴力」の描写のギャップのバランスが心地よいです。ちなみに岸部一徳の役は最初、久米宏にオファーを出したとか。

ソナチネ[’93/日/93分]

大傑作。沖縄が舞台で南国のザラツキの中、勝俣やタカがコントを演じ、チャンバラトリオのリーダーも乱入。しかし、全体を包むこのもの悲しいムードは何だろう。切なく、しかしバイオレントでトロピカルなヤクザ映画なんて、どこの世界にあるかってな訳で。ギャグもオフビートでとっつきにくいこの作品とは思いますが、一旦リズムを掴み作品の流れに乗れば「ソナチネ」は最高の作品になります。 2度目、3度目が更に楽しめる映画。

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