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このページのレビュー済み作品

ジョーズ[’75/米/116分]

スターウォーズが公開になる以前まで、世界興行収入ナンバーワンでした。 公開当時ヒットした理由について・・・サメの使い方が上手い、人物描写が凄い、ラストにカタルシス爆発・・・果ては、スピスバーグの同胞ユダヤ人が1人10回も観にいった・・・etc。ヒットした理由はただひとつ。「面白いから」この映画が偉大なのは、世界中に「ジョーズ」のカンムリをつけた、「ジョーズみたいな映画」というジャンルを確立したこと。本家(?)ジョーズは正式には「4」まで。まぁ「4」も充分あやしいけど・・・。本家が「2」を製作した翌年にイタリアは「最後のジョーズ」と勝手にシリーズを無断で終了させる荒業に。「復讐のジョーズ」「ジョーズ・アタック」「ジョーズアタック2」など続々とわいて出てくるわけですが・・・。「ジョーズ3・4」を観る限り、イタリアが潔く「最後」とうって出たのは良心的な判断だったかも。

死霊のはらわた[’83/米/86分]

一般的な映画を「ポップス」と例えるなら、アクション映画は「ロック」。ホラー映画は「ハードロック」。この作品以後全てのホラー映画は「ヘヴィメタル」に進化したと言えるでしょう。「13日の金曜日1・2」のスラッシュ(スラッシュ・メタル)加減も、「はらわた」の派手ないわゆるMTVテイストのメタル色の前では地味に見えてしまいます。

死霊のはらわた2[’87/米/85分]

ファーストアルバムに良い曲を詰め込んでしまい、セカンドアルバムで失速・・・というバンドが多い中彼ら(サム・ライミと主演俳優)の勢いは止まりません。(・・・て、ゆーか、バンドじゃありません。)あの白目むき出し顔面崩れデビル顔が出た瞬間、「おー1stと同じリフじゃん」てなモンで。1作目を観た人が来るという前提で前ふり無しの、いきなりサビみたいなアルバム。(だから、バンドじゃないって!)安心して観られる、それでも刺激は充分!

死霊のはらわた3/キャプテン・スーパーマーケット

スーパー・マーケットの店員(店長?)がタイムスリップして古代のゾンビを、バッタバッタとなぎ倒し、1,2の不条理なエンディングにけりをつける!ヒーローものとスプラッタのコラボか?面白そうでしょう?しかし前作までにあったリズム感が失われ、テンポが悪くやりたい事を詰め込みすぎの感あり。1,2観ていたらお付き合いで観ましょう。[G](注意)「キャプテン・スーパーマーケット/死霊のはらわた3」が本当の表記です。

仁義なき戦いシリーズ

菅原文太がその身体の線も含め、かなり鋭い。トラック野郎も他のヤクザ・シリーズもそうだが、東映のエース連戦連投のハード・スケジュールが、あのギラギラした鋭さをかもし出させたのか?広能の魂が憑依?(広能昌三:山守組組員)このシリーズを観た後は、どんなに良い人を演じても田中邦衛は槙原(槙原政吉:山守組組員)だし、伊吹五郎は片腕をぶった切られた上田だし、金子信雄は料理の上手い山守組組長。まゆげを全て剃り落とした梅宮辰夫のおそろしさがトラウマになり、バラエティの梅宮は笑えない・・・。皆がこの映画に全てを捧げていたかのよう。他のギラギラしたキャストに比べ、小林旭だけは悠然とスターのオーラを発光しまくり、カッコいい!いい!!

新座頭市破れ!唐人剣[’71/日/94分]

座頭市VS片腕ドラゴン!夢の対決。まさにアジア映画のチャンピョンズリーグか?東映まんが祭りの「マジンガーZ対ゲッターロボ」か?ジミー・ウォング扮する片腕ドラゴン。ジミーさんのアクションがアレなんで「間」を主とする勝新とのバトルは息を呑む程のスローテンポさ。いや、面白かったんですがね・・・。印象に残ったのは三波伸介の放送禁止用語連発の、コメディリリーフと呼ぶにはあまりにもブラックな笑い。そうそう、私の観たバージョンは勝新の勝利のエンディングでした。

CIAの男[2000/米/82分]劇場未公開

この映画の面白み、何だろ、まずはお笑い系の映画だと思っていいでしょう。嘘から生まれた真実って思っていいですね。シリアス映画を観たいと思ったらこの映画は手にとらないように(爆)ソコソコに笑えます〜。なにしろ主人公は英語文法教師!!

シンシナティキッド[’65/米/103分]

マックィーンのアクションなしのドラマ。カード賭博で生きる若者が天狗になり、ベテラン賭博師に。ギャフンって言わされるストーリーだが、ラスト打ちひしがれたマックィーンが町を歩く。途中黒人少年から「お〜い。○×△◎*#$」と言われますますへこみ、苦悩する顔のドアップでエンド。なんか救いようの無いエンディングで、観てるこちらもへこむ映画でした。

新死亡遊戯・七人のカンフー[’75/香港/96分]

ブルースリーの遺志を継いで、ついに堂々の完成!?勝手に継いじゃってます。本家死亡遊戯ではダニーイノサント師匠などの猛者が勢ぞろいしていましたが、何故かヌンチャク使いのインド人やら、黒人ボクサーやらの、びっくり人間大集合になってます。ひと山なんぼの偽ブルースリー映画の中では割と有名なこの死亡遊戯ごっこ。心の広い人は楽しめますが、観ながら「ちょっと待て!」を何回叫ぶことでしょう。

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