映画レビュー お01
このページのレビュー済み作品
- 狼たちの午後
- 狼よさらば
- オーシャンズ11
- オーメン
- オーメン2/ダミアン
- オーメン3/最後の闘争
- 俺達に明日はない
- オリエント急行殺人事件
- オルカ
狼たちの午後[’75/米/125分]
アルパシーノがいかに、アジテーション演技に秀でているかが分かる作品。銀行強盗したアルパシーノが野次馬の前でアジるアジる。熱狂する野次馬はヤラセではなく、マジで喜んでいるような気さえする。ゴールデン洋画劇場のごとく、野沢那智で再見したい。[G]
狼よさらば[’74/米/94分]
チャールズ・ブロンソンのライフワークとも言える「デスウィッシュ」シリーズの記念すべき第1弾。寡黙な男が超ブチキレのリベンジをしていくサマは観ている方は、かなりのカタルシス。とにかく妻子を殺されるシーンは不愉快1000%。「もっと残酷に殺せ」とブロンソンを激励する自分は、しごくマトモだと思う。(笑)
オーシャンズ11[’2001/米/116分]
お〜コレは面白いえ?何ガって?ブラピの7:3のカツラです!うがぁ〜お気に入りのアンディ・ガルシアが悪役だわ。意外とジョージ・Cが好きなので、この映画が好きなのかもしれない。(不純な動機)本場のラスベガスはこんな雰囲気なのかしらんと感銘を受けた作品。続編:その名もオーシャンズ12。
オーメン[’76/米/111分]
エクソシストを当てたワーナーに対して、FOXが格調高く送り込んだオカルト映画第1弾。マックス・フォンシドーに対してこちらはグレゴリー・ペックを投入。エクソシストがロックの異端児マイク・オールフィールドなら、オーメンはレクレイムを思い起こさせる男女混声コーラス。結果は・・・。映画全体を包む異常なオーラは「エクソシスト」だけが持つ特異なパワー。相手が悪かった。純粋に考えれば、「オーメン」も立派なA級純オカルト映画です。
オーメン2/ダミアン[’78/米/108分]
オーメントリロジー2作目。エクソシストが2,3と骨抜きになっていくのを尻目にオーメンはしっかりしたクオリティ。主役の少年が存在感ありすぎで不気味。
オーメン/最後の闘争[’81/米/109分]
もはやSF映画。大統領になろうとするダミアンが、ついに地球規模での仕事にとりかかる。ロケットやらミサイルやらの話しがお出まし。対戦相手は「エクソシスト」から「007」に変更した模様。・・・一方「エクソシスト」は世界征服に目もくれず2,3と相も変わらず1人の少女をいじめる、ショボイ日々なのでした。続き物を1つのパッケージと考えると「オーメン」の方が高い水準をキープしているのでは。
OK牧場の決斗[’57/米/122分]
とにかく自分が観ていた頃のTV映画の番組は、このようなクラッシック作品も時間を延長してまで、しかもゴールデンタイムに、更に番組改変の時期の目玉としてガツンと放映。決斗シーンが短くドラマ部分が長かった映画だが、当時小学生だった自分も決斗までのイントロが長いとは思わなかった。やはりテレビでの吹き替えは偉大だなと。字幕だったら途中で寝ていたと思われる。
俺達に明日はない[’67/米/112分]
外でのロケはワーナーの重役の目を逃れるための作戦。オールセットでの撮影された綺麗な映画しか認めない、メジャー会社に向けて放ったウォーレン・ビーティー渾身のパンクな映画。重役の目の届かない外で、若者達はやりたい放題。出来上がった作品はハリウッド・メジャー初のスプラッタ映画として名をとどろかせる結果に・・・。フランス・ヌーベルバーグや日本、香港のアジア映画にバイオレンスとアンチヒーローの点で10年は遅れていたアメリカは、この映画をきっかけにタガが外れていくのでした・・・。アメリカのダークな部分を垣間見るアメリカン・ニューシネマのパイオニア。
オリエント急行殺人事件[’74/英/128分]
一見ゴージャス!だが、ドラマがほとんど列車の中で進行するため、ちょっと窮屈に思える。「ナイル殺人事件」はかなりエジプトの観光映画に徹して楽しめたが・・・。誰でも知っている結末(知っていなくとも途中で読めてしまう)を映画にするのは勇気のある決断。ムードは上品と言うかハイソというか、イギリス映画らしい。格調高い感じ・・・。
オルカ[’77/米・伊/92分]
出ました!東宝東和が配給する時のタタキ文句。意味の分からない「スパックロマン」シャチと闘う「ジョーズ」になりそこねた単なるC級パニック映画なのに、「パニックが心を持ちました」って・・・意味が分からない。私の住む所では「カプリコン1」と同時上映。「カプリコン1」はかなりの傑作だったが「オルカ」はつまらなかったなぁ・・・。