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CDレビューR01

このページ掲載レビュー済みアルバム

Rhapsody/Symphony Of Enchanted Lands(1998年 )

なんかね、いろいろ騒がれてるんでした、「Emerald Sword 」以下「エメソー」って曲が凄い!素晴らしい!聴いてから氏ね・・・とか。若いバンドにさっぱり興味が持てず古くて愛しいバンドの欠片を集めるような後ろ向きな私の音楽収集癖に、終止符を打ったのがこのバンドのこのアルバム、そして「エメソー 」に他ならなかった訳です。 スピード豊かなリズムにメロディの勇壮さ、とコーラスの荘厳さが同居。展開の劇的さが、私の数十年の音楽歴の中でも昇天度がマックスに近い値を叩き出した次第です、えへへ。 フルオーケストラのアレンジとオペラティックなヴォーカル、大仰なメロはもはやヒロイック映画のサントラですわ。この1曲のためだけに2500円の価値が大有りですが、他の楽曲も中性RPGのBGMを彷彿させ、アコースティック楽器(フルート、ギターなど)が上手い具合で、色んな絵面が頭に思い描かれて萌える事請け合い! 常日頃、自分だけの「剣と魔法とドラゴンの物語」を妄想しているみんな!これがみんなの、そして私の心のサウンドトラックだ(涙)

Rhapsody/Power Of The Dragonflame(2002年)

これももちろん、心のサントラとなる中世ヒロイックサウンドでRhapsody5枚目となるアルバム。1曲1曲のクオリティが「エメソー」収録の「Symphony Of Enchanted Land」を上回る充実ぶり。身もだえするフックは全曲に散りばめられ、私の中では「独南瓜」は越えたかな?ってレベルでして、ハイ。特にタイトル曲は、耳にした全ての人々が、100円ショップのビニール玩具の刀振り回し、脳内ドラゴンと闘い始める!捨て曲無し!ハイクオリティな、そして、もはや余裕と風格のシンフォニック・ファンタジーメタル!追随は許すまじ!うわぁぁぁん!

Legendary Tales (1997年)

さかのぼってみました、1st。確かにプロダクションはちょいショボイし開花する前の青さとかがまだまだな感じではあります・・・が!発表された年ってのは「metalはダサい、古い、なにそれ?」な時代。そこにきて「剣だ魔法だ?だからmetalはw」な時代。 社会や政治、生活に根ざした身近なロックや反体制なグランジがカッコイイし売れる時代。dioでさえも歌詞やイメージをモダンに変化させたこの暗黒の時代に堂々と「剣と魔法」を世に問うた勇気に感動します・・・「グランジ?シアトル?なにソレ?ロックは夢とファンタジーだ!おれらはこういうのが良いんだよ!グリーンダヨ!きっとコレが好きなファンだっているだろ?自分らで考えた謎の大陸の地図書いてやる!metalはファンタジー物の歌詞が乗ってこそ芸術と昇華し、天然記念物」・・・続く

Rhapsody/Live in Canada 2005:The Dark Secret

続き・・・天然記念物、集めてみんなで歌ってます(・∀・)いやぁ・・・まぜてくれ、「エメソー」でおまいらと一緒に玩具の剣を振り回させてくれ・・・ スピメロでイタリア出身と言うだけで、他の「・・・」なバンドと一緒くたにされがちな不幸な環境ではありますが、何が一番違うってオーケストレーションの使い方とアレンジと作曲能力。ぜひとも古株のmetalファンにも聴いていただければ、私のように15歳の少年の心取り戻せると思われます。いやマジで・・・。

ROD STEWART/IF WE FALL IN LOVE TONIGHT

うん、ロッド。ソロデビューからBODY WISHESまでベスト含め全て所持しておりそれ以降もOut of Orderなんかも駄作と称する人もいるんですけどね、わたしゃ傑作だと。いやマジで。誰が選曲したのかわからないけどmaggy mayが入ってないのが痛いけど1〜4曲目まで新曲ってところが憎いんだよ。 5,6,7,10のロック史に残る名唱やトムウェイツの14と風の強い日に独りで聴いて、なんとなく励まされるような温かい彼の歌声に癒されます(解り辛いな・・) 9のforrever youngの入ってるOut of Orderはホント隠れた名作なんで聴いてみましょう。ロッド史では埋もれまくってる作品なんだけど(売れてない)今回はセルフカバー。再度取り上げるってくらい彼のお気に入りだったんだなぁ・って。

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