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CDレビューI

このページ掲載レビュー済みアルバム

ICON/NIGHT OF THE CRIME

星の数程音楽ってあるけど、その日の気分によってはこのアイコン2nd、ベスト1に挙げる日があるお気に入りではすまないし、尋常でないほど好き。果たしてHR/HMの範疇に入れてよいんだろうか?な曲も確かにあるけど、冷たい夜をイメージさせるアレンジとメロディはLA.METALらしからぬ刹那さを感じさせるのだよ・・・。 1.NAKED EYES 2.MISSING 3.DANGER CALLING 4.SHOT AT MY HEARTの冒頭4曲の流れは友人のスラッシュマニアを仰天させた驚愕のハイクオリティハードポップナンバー。6.RAISE THE HAMMERはタイトルに似つかわしくないバラードで7.FROZEN TEARSは3と並んでこのアルバムのキラートラック。「泣くがいい・・・声をあげて泣くがいい・・・」のどっかのバンドの気恥ずかしいキャッチが似合う哀愁の漂う曲。メロディアスなバンドが好きって言う人は世の中に五萬といるんだろうけど、なかなかアイコン好きっていないんだよなぁ。典型的LA.METALサウンドでフックの無い1stのイメージが強いんだろうけど、もったいない!オジーの「Shot in the Dark」みたいな雰囲気の楽曲群って言えば分かり易いかも?

Iron Maiden/Iron Maiden

KISSの「Love.Gun」と繋がるかも、ですがそこはそれで。高校くらいの私はですね、逆にベテランバンドしか聴いてなかったんですね、コレが。やれレインボーだホワイトスネイクだってね。若手?UFOかな、みたいな。だからN.W.O.B.H.Mの波はわりと最初はフーンでしてね。MAIDENより先にSAXON好きになったくらいw でもあんまり友達が「キタコレ、キタコレ」言うもんだから聴きました、Iron Maiden/1st・・・「Prowler 」にやられ「Sanctuary」にやられ「Remember Tomorrow 」に・・・はやられず「Running Free」「 Phantom Of The Opera 」「Transylvania」に続けざまにやられまくりで昇天。なんて言うの、演奏力と破壊力と展開力が同居しているバンドなんていねぇぞ!ここに居たし・・てなもんで。こんな難しい曲展開、こいつらライブでどうすんだろ、みたいな。当時はプログレバンド以外こんな展開を持つバンドなんていなかったですから・・・。 正直「FearOfTheDark」あたりでミソつけちゃいまして、私自身最近のMaidenとは肌に合わなくなった次第ですが、5枚目まではどれもサイコーdeath!

Killers

そして2nd。マーティンバーチプロデュースの他のアルバムの如く、いつものプロダクション通り、拡がりの無い音作り。1stの衝撃が強すぎたため、「The Ides Of March」から「Wrathchild」の流れに乗れない。スピードナンバー期待してたからかな?それでも「MURDERS IN THE RUE MORGUE」からは、あの衝撃的な1stの複雑な展開のMAIDENナンバーがキタコレ!ポール・ディアノの歌声ってあの時代のMAIDENの象徴なんです。ストレートでガサツな声だけど、バックの流麗なツインリードと噛み合わないようでいて相性がいいんだ、コレが。手数の割と多いこの頃のMAIDEN のリフにはやはりこの声。最初聴いた時こそ流れに乗れなかった「Wrathchild」だけど今はアルバム中タイトルチューンと並んで最高に好きなナンバーなのです。

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