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CDレビュー A02

このページ掲載レビュー済みアルバム

ANDY McCOY/TOO MUCH AIN'T ENOUGHT

HANOI.ROCKSの華は勿論、マイケルモンロー。安易にストーンズに例えるならANDY McCOYはキースだね。マイケルがウルトラマンならANDYはセブン、菅原文太と小林旭、松方弘樹なら梅宮辰夫・・・むう、いかんいかん。サックスや女性コーラスを含んだ軽快なR&Rで・・・と書いたところでつまった・・・門外漢バレバレ。軽快なR&Rってなんだよw

ANITA BAKER/Rapture

うほっ!いい音楽!シャーディーがバカ売れしてた頃、渋谷陽一の「サウンドストリート」でたまたま耳に飛び込んできたヤラシイサウンド「SWEET.LOVE」に惚れますた。今聴いてもサウンドやムード、歌声の全てがゴージャスでムーディ。JAZZなのかどうかは門外漢なんで、なんとも言えないんすけど飲みながら聴いてると、安酒も高級酒に思えてくるような力持ってるね、このアルバム。運転しながらだと、赤じゅうたんのパーティに向かう車の中に思え、普通の夜の街もいつもより艶っぽくなるし、いったいANITA BAKERのヴォーカルの魔力ってなんなんだろ?ヤバイよ、コレ。ちなみに真昼間に聴くとその魔力は消え去りますです。安酒が更にグレードを落とし、街中もおばちゃんはおばちゃんのまま・・・体重も増えてんじゃねぇかyo。現実を突きつけられる事になるので、PM11:00以降限定アルバムとしましょう。

ANTHEM/TIGHTROPE

TIGHTROPE

坂本英三あってのANTHEMじゃないかな(セルジオ風)勿論リーダー柴田直人が創造する音楽が核で、ソレを演奏する他メンバーって位置づけなのかもしれないけど、ギタリストが代わっても、とにかく全面に濃厚な存在感を主張し続ける英三の声がANTHEMの顔だと思うじゃないかな(セルジオ風)数多くANTHEM聴いてたわけじゃないANTHEM素人の私はあの声をどんなシチュエーションで聴いても(アニメタルも)あ、ANTHEMだって反応するです。COZYトリビュートのサバス歌う英三でさえ、あ、ANTHEMてなもんです。

ASIA/ASIA

エイジア(詠時感~時へのロマン)~30周年記念プレミアムBOX【初回限定生産500セット/2DVD+CD+LP+Tシャツ/日本語字幕付】

まず1枚目。自分にとってイイ曲としての定義が完璧に成り立っている名曲ぞろいでクラクラします。1.と2.がシングルでしたが、今聴いても色あせないキャッチーさは異常。ロック史に残る大名曲が1.2.と続いて入っているなんて、もう尋常じゃない。ASIAというとこの2曲が真っ先に思い浮かぶ方々がほとんどかなぁ。6.なんかも1.2.に劣らずキャッチー&ポップ、そして適度にハード。9.のドラマチックさも分かり易いプログレとして大衆にアピールできてるわけで、何曲か捨て曲もありながらも名盤!80年代の香りと薄いプログレ味にハードでポップで泣かせるメロディ・・・僕らのロックとはこれですw

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Asia/Alpha

Alpha

これまた超名曲1.Don't Cryで幕を開ける、わたし的には1stを超える名盤中の名盤と断言しよう!(MASA風)続いての2.Smile Has Left Your Eyes はASIAの中で、というよりも私の中でのフェイバリットもフェイバリット、ロック史上指折りの名バラード。5.までの流れは「なんだこれ・・・」と唖然とする名曲の連打で、怒涛の珠玉メロディの洪水にギブアップ。7.も他のバンドだったら代表曲になっていたでしょう的出来栄え。ロマンチックでドラマ性があり、なおかつ綺麗。10.の閉めの曲も展開がダイナミックで勇壮。アルバム全体に前向きな希望的メロディに満ちている・・・イヤホント、美しくて、ポップで、切なくて、勇ましくて、覚えやすくて、月並みな言葉しか出てきません涙。聴き終わるとダーティな社会に荒んだドス黒い心と身体が、Alpha波のシャワーを浴び、汚れが落ちていく感覚。聴いて良かったなって素直に思えるんですわ。オススメなに?「Alpha ぜんぶ!」「ぜんぶ!ぜんぶ!」

Asia/Astra

Astra

1.Goはきらびやかな中にほのかなプログレ香りのポップな曲で2.の Voice of Americaも泣けるバラード。全体的な完成度はこの「Astra」が最高の呼び声も高く、3.以降も身をよじるほどでは無いにしろイイ曲揃いで、職人芸が冴え渡ってまつ。自分としては2ndこそ最高傑作と信じて疑わないけど、この3rdの音作り、エコーかかりすぎでJohn Wettonの声が引っ込んでるきらいが若干あるかな・・・でもJohn Wettonの声って大好き!優しく包み込むような、崇高な響きすら覚えるんですわ。同時にラジオ深夜便のDJのように身近でホッとする雰囲気も持ち合わせている、不思議な暖かみのある声。2.と8.なんかは彼の真骨頂!神がNHKに降臨してラジオ深夜便しゃべってるんだぜ!

Asia/Then & Now

Then & Now

初期best盤ですが・・・未発表含むわずか10曲ですし。ASIA入門にはもっとイイBest盤ありますけれど、手っ取り早く、安く、全力疾走40分で ASIA知りたい方向け。もしくは未発表目当てのマニア様向けですかな。音質改善されたらしい(よくわかりません)既発表曲はどれもが入門者には入りやすいシングル曲ですが、オリジナルアルバム(特に初期ウェットン3部作)はどれを聴いても全てシングルカット出来るクオリティなので、寄せ集めよりはそちらの方が全然ヨロシかと・・・。

Asia/Aria

天空のアリア(紙ジャケット仕様)

ヴォーカリストが代わってもASIAはASIA。3分間の中に芸術をポップに詰め込んだ方向性は変わらず、1曲1曲堪能できますです。わたしみたいな John Wetton支持者からすれば、親しみやすさと同居した彼の声の神々しさが聴けない点をどう感じるか。(メンバーチェンジはバンドのサガ)でも J.painはWettonに無い、ワイルドさと基本的な歌の上手さが際立つ好アルバムとなってます。オープニングチューンでASIAらしい前向きメロディであはは、と。2.3.4.はJOURNEYやSURVIVOR風でAORの味付けで、うふふ、よ。声質がマイケルボルdみたいに聴こえる部分もあるから、これは大いにアリでメロディアス好きなら主食にキタコレ。ベストチューンは8.「REMEMBRANCE DAY」ですが、わたしが褒め言葉でよく使う「まるで青春映画の挿入曲のようだ!ぐっすん!」ジャンルに入る出来栄え。しかもコレはほろ苦いながらも爽やかな映画のエンディングに使えるくらいイイ曲。(主演はエミリオ・エステベス、ロブ・ロウ、、アンドリュー・マッカーシーのうち誰か)当時のASIAは終わったバンド扱いもイイとこでしたがなんのなんの。聴くシチュエーションによっては心に沁みるアルバムになりえるアルバムデス。(使用例:夏の夕暮れの街、ひんやりとした無人の、それでいて照明だけが煌く高速道路PAなど。使用上の注意:効かないかも。心の持ち方とナルシズムがカギです。)

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