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CDレビュー A01

このページ掲載レビュー済みアルバム

AC/DC/Who Made Who

変。なにこのベスト?プみたいな。タイトル曲は当時のAC/DCにとって精一杯のポップさ加減が出てて微笑ましかったっけなぁ。サントラ盤だけあって中途半端なインストが散りばめられている他は「You Shook Me All Night Long 」「Hells Bells 」「For Those About to Rock (We Salute You)」など、AC/DCの大ファンとまで行かない私でさえ、血沸き肉踊り脳髄が痺れる大名曲が含まれてますです。手っ取り早いミニベストと考えた方がイイかも?しかし・・・「Ride On 」は泣けるなぁ。形だけじゃなく、ホントの意味での演歌っていうか、ブルースっていうか・・・Bon.Scottの声は男泣き出来るんだよね。

AEROSMITH/Permanent Vacation

これ以前、見事なまでに落ち目でした。リアルタイムで絶頂期を見て、リアルタイムでその凋落ぶりを見てますた。RUN.DMCのPVはあの人は今・・・みたいな懐メロ扱いアリアリ。しかし!プロデューサーにBON.JOVIとおんなじブルースフェアバーンを起用し、みごとな彼の音作り(レンジが広くダイナミック、かつブライト)によって垢抜けた彼らが蘇生を果たした素晴らしいアルバム。とにかく曲がイイ!泥臭かった今までの AEROSMITHが正直とっつき難かった私はホントこのアルバムに入れ込みましたです。オススメの曲はぜんぶ!外部ライターの楽曲の力も借りてはいるけど無問題。KISSらベテラン勢も恩恵に与った世界中のmetalブームに上手く乗ったきっかけになったターニングポイントでしょうな。その後彼らはどんどん間違った方向に進んでいこうとは誰も知る由も無かった・・・

AIR SIPPLY/THE BEST OF AIR SUPPLY

ペパーミント!音に色をつけてみました。毒が無くてクリーンすぎる意見もあるけど、こんな世界もアリでしょう!ある意味突き抜けたペパーミントハードコアポップとも言うべきか。「Lost In Love 」「Every Woman In The World 」「 All Out Of Love 」「Here I Am (Just When I Thought I Was Over You) 」「I'll Never Get Enough Of You 」・・・うーん、いや原題よりもね、、あのですね、恥ずかしい邦題が好きで思い入れありましてですね、むしろこっちの言い方が大好き・・・「シーサイド・ラブ」「さよならロンリー・ラブ」「渚の誓い」ムッハー、こりゃたまらん。FMレコパルとどうしても想い出がリンクしてしまう貴方は同世代。

AIR SIPPLY/The Earth Is...

なかなかオリジナルアルバムが手に入りにくい AIR SUPPLYではありますが、これは比較的見かけるです。1曲目「Stronger Than the Night 」はかなりイイ出来あんばい。2曲目「Without You 」への流れもヨシ。「Earth Is 」「She's Got the Answer 」も夜の街の雰囲気でちょっと今までのAIR SUPPLYから大人になったか、みたいな。その夜の感じはピアノからキーボードへ、アコースティックからデジタルへの変化みたいな感じで、あのペパーミントサウンドはあんまり感じさせてくれないんですねぇ。ヴォーカルもあの徐々にテンション上げていきながら昇華する突き抜け具合もヨワス。・・・でもこれはこれで充分アリで、夜10:00以降の音楽としては上級デス。

ALESSI/ALESSI

でました。心の友よ、ALESSI兄弟よ。 AIR SUPPLYがペパーミントなら彼らALESSIはなんだろ、朝一番の空と海の青さって感じ。しかも文化部の少年が迎える夏休み初日と言えばお分かりいただけるであろう。(・・・)解り難いので言い換えます。AIR SUPPLYが恋人に向けた歌なら、ALESSIは好きな女の子(運動部)を図書室の窓から見つめる男の子(囲碁部)って違いですね!・・・ね!ジェフ・ポーカロが参加していたりクリストファークロスが絡んでいたり、割と期待の大物AORデュオでしたが、曲もルックスも良くても売れるとは限らないこの世界。優しいメロディに切なさをくわえたソフトな70年代ポップ。素朴なクリストファークロス、青くて軟弱だけどもそれも青春、どうよ?あぁ今思いついた、爽やかで青いドンヘンリーです。・・・違うかな・・・。ちなみにググると「ALESSI 綿棒入れ」がTOPにくるとです・・・

ALIEN/ALIEN

さて入手困難な1枚。今の北欧とちがって80年代はこんなバンドばっかりだったですねぇ。暗くて冷たくて美しい旋律にもやーとしたチープな録音。でもこのバンドはこの1stからメロディ作りが群を抜いてたです。この後はアメリカナイズされた明るめのハードポップに変わったですが、このホントの意味での 1stは、いかにも北欧、されど北欧以上のクオリティでかなり騒がれて大変ですた(私他1名)ラストの「millor」はアメリカ盤から削除され、めりけん人の情緒の無さを露呈するハメになった珠玉の1曲。時間が止まります。終わって欲しくないけど、聴いてるのが切ない。ピアノとヴォーカルだけで素晴らしいドラマ作り出しているです。ちなみに、となりに住んでた友達のイギリス人はMetal嫌いですたが、この曲を聴いて感銘を受け、旅に出たんだよねぇ。録音すりゃイイのに、聴きたくなったからって、そのたびに取りに来てて、あぁメンドクセなてな想い出も蘇った今日でした。

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